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「自警団」は一体何を守っているのか? 映画「ビジランテ」 感想

こんにちは!

 

今回は映画「ビジランテ」の感想です。

 

 

ビジランテ [DVD]

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  • 発売日: 2018/05/09
  • メディア: DVD
 

 

あらすじはこんな感じ↓

22年目の告白―私が殺人犯です―』で評価を高めた若きヒットメーカー・入江悠監督の、ミニシアターを席巻した『SR サイタマノラッパー』シリーズ以来となるオリジナル作品。底冷えする極寒の冬季に夜間に絞った撮影を行い、俳優陣から“演じる"という虚構をはぎとり、むき出しの極限状態をカメラに捉えた。壊れた倫理観、えぐられる醜い人間性、救いのない世界、映画でしか描けない限界に挑戦した衝撃作で新たな境地をみせる。
30年間行方知れずだった長男を演じたのは、実力派俳優として北野武監督『アウトレイジ 最終章』など話題作に出演、唯一無二の存在感を放ち続ける大森南朋。過去に例をみないほどの暴力性を匂い立たせて、破滅に向かわざるを得ない危険な男の生き様を体現。地方都市の閉鎖的な社会の中で流されるままに生きる次男には、シリアスからコミカルまで幅広く演じるカメレオン俳優・鈴木浩介。闇社会に片足を突っ込みながらも、優しい心根を捨てきれない三男に扮するのは、数々の話題作に出演、躍進が止まらない桐谷健太。本作では、極限まで追い詰められ咆哮する男の切迫感を熱演している。
さらにファムファタールとして女優の新たな一面を開花させた篠田麻里子、ハードな濡れ場も辞さぬ体当たりで天真爛漫な薄幸の女性を演じた間宮夕貴HIPHOP界から日本を代表するラッパー・般若が凄みを持って地元ヤクザを演じたほか、吉村界人、岡村いずみ、嶋田久作菅田俊ら新旧豪華俳優陣の共演が破滅へのスピードを加速させる。

 

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rimokongetao.hatenablog.com

 

 

ビジランテ」とは「自警団」という意味です。

「自警団」、市民有志のパトロール団体といったところでしょうか。

では、「自警団」は一体何を守っているのか?

 

 

それがこの映画のテーマだったのかな、と言う気がします。

 

二時間弱の映画の中に様々な要素がぎゅうぎゅうに詰まっているので、見ていたまったく飽きないし、ハラハラできる。

ただテーマという点で考えると、いまいちつかみづらいですし、まだきちんとつかめた自信がありません。

 

「道徳自警団」がニッポンを滅ぼす (イースト新書)

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とりあえず、現時点で分かっていることを書いていきます。

 

まず、「ビジランテ」が表わしているのが「自警団」と「ヤクザ」であることはまちがいないのかな、と。

 

自警団が表の世界の秩序を守り、ヤクザが裏の世界の秩序を守る。

自警団に象徴される表の世界では、名誉・地位・利権・金が渦巻き、ヤクザに象徴される裏の世界では、暴力や非合法・性欲が渦巻いている。

 

そして、この映画の核となる三兄弟の内、次男は政治家として表の世界を表し、三男はデリヘル店長として裏の世界を表している。

 

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この映画の舞台となる田舎では、それぞれがそれぞれの秩序で、一見平和。

そこにアウトサイダーとしての長男がやってくることで、その一見平和に見える田舎の持つ薄汚さ・因習・排他性があきらかになっていく。

 

結局、表の世界と裏の世界は表裏一体。

手段は違えど、どちらも「土地」を手に入れようとする。

それによって崩壊していく主人公一家。

 

おそらく「土地」というのが重要な要素だとは思うんです。

上に書いた田舎の暗部というのは結局「土地」に執着するゆえに起こること。

 

矛盾社会序説 その「自由」が世界を縛る

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それを端的に表しているのが、サブストーリー的に展開される、自警団に入団した若者パート。

この若者というのが、ネトウヨ的世界観に毒されたひどい奴なんですよ。

「自分たちの土地を外国人に荒らされてはかなわない。自分たちの土地は自分で守る」と言いながら、やっていることはただの差別

その差別感情が行ききった先にあるのは中国人の家への放火事件。

 

とんでもないことをしでかしたわけですが、それに同情的な自警団のトップたる市議会のボスが刑を軽くしろと圧力をかけるのがまた絶望を感じさせます。

 

 

田舎者の持つ排他性とネトウヨ的世界観の相似性、この田舎の絶望感。

 

話を戻して、結局この映画は「土地に執着するものの醜さ」を描いた、ということだったんでしょうかね?

 

 

ただだとすると田舎から脱出したアウトサイダーとしての兄もまた「土地に執着するもの」だったのはどういうことなんだろう?と思ってしまいますね。

 

結局彼もまた田舎者メンタリティーを捨てられなかった愚か者ということ?

だから彼は死んでしまったのでしょうか?

 

どうにもうまくつかみきれない映画です。

他の方の感想記事もよんで、頭の中をすっきりさせてからまた書きたいと思います。

 

 

   

 

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